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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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09e47b2a.jpeg 2009年度第一回オープンキャンパスを行いました。一昨年から、学生による学校紹介をと、毎回、建築科と二部から数人ずつが説明会を進行、制作しています。今年の司会進行役のユ~スケです。僕は東京の大学で考古学を勉強しましたが、地面より上のことをやりたくなって、この学校に来ました。京都には大好きな伝統建築を基礎から実践まで学べる機会がたくさんあって、喜んで勉強しています。学校では初めての特待生に認めていただき、助かっています。

 今日の学生スタッフは、建築科から4名、二部から2名が担当します。教職員から5名の総勢11名、たいてい説明会参加者よりも大勢になりますが、みなさん、よろしくお願いします!

 まずは教室で学校の姿勢やカリキュラムについての紹介です。みんなで撮った授業風景ビデオをそのままお見せしながら、学生の目線で授業や先生を紹介、ときどき先生に補足してもらいます。

 次に施設案内。といっても、なにしろ小さな学校ですから、ちょっと歩いただけで終わります。伝統建築研究科の部屋では、学生のつくった銀閣寺東求堂の構造模型を前に、校長先生から説明が。文化財保護課に勤務していた校長先生が若い頃に解体修理を担当された建物なので、ひときわ思いがこもっています。

 製図室では、先輩やぼくたちの作品を見てもらいました。説明しながら、先輩や夜間の人たちの作品に感心しています。

 その後、よしやまち町家校舎に移動。一回り町家を説明した後にほりごたつの席で課外活動の紹介です。上方探索倶楽部の活動、木匠塾、町家研究室の活動をそれぞれの部長に説明してもらいました。こうした課外活動にこそ、この学校の意味があるとつくづく思います。

 事務から応募要項についての説明の後、スタッフと参加者さんたちと自由な歓談、いや質疑応答タイム。みなさん、遠くから来られてるんですね。熱心にあれこれ聞かれ、お答えしているうちに、あっという間に時間が過ぎてしましました。この時間をもっと大事にして、参加者の人たちと交流したいですね。

 こうしている間にも、町家を見学したいという方が見えていました。午後からはTV番組制作者の方も来られます。そうそう、来週は京都セミナーに来ているアメリカの大学生たちをお茶会にお招きします。この町家校舎は地域に開かれた学校として、本校学生であるなしに関わらず、みなさんに京都の伝統の空間を経験してもらえる場所です。どうぞ気軽にお越しください。今日はみなさん、お疲れ様でした。   (青森出身のゆ~すけでした)

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  3月14日、学校から近い会場で先輩たちの卒業式がありました。ついこの間、この会場で入学式をしたばかりのように思います。祝辞をいただいた中に、「死に甲斐のあるまち」にしようという活動をされている理事さんのお話が心に残りました。いいお話をありがとうございました。

 1時間半ほどの式の後、卒業制作優秀作品の発表会がありました。夜間から2名、昼から2名の卒業設計作品と、昼の木工チームの作品(学校ゲート)、それに昼の授業で行われた構造実験の報告です。いずれもとても興味深く、簡潔にわかりやすく紹介されました。学園の理事さんたちや先生たちもしっかりとご覧になられていましたね。来年はぜひとも私の作品をお見せしたいです。

 発表会が終わってから、全員で記念写真。その後、会場を移して宴会!お腹が空いた私は先輩や先生たちの間でぱくぱくご馳走をいただきました。来年は何かパーティーゲームでもやって皆を巻き込んでみるのもいいな〜。設備を教えている先生が、卒業しても設備で分からないことがあったら、構わず聞きにおいで、と言ってくださいました。嬉しいですね。社会に出たら、先輩たちに出会うこともあるのでしょう。みなさん、頑張ってください!  (建築科1年のトモゾーでした)

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  市民講座「木造の魅力」は今年で21年目になります。今年の第3回目はハートピア京都大会議室にて、5人の先生方にお越しいただき、京都の新景観対策と町家についてシンポジウムを催しました。

 まず、NPO法人京町家再生研理事長の大谷孝彦先生に、「町家と新たな町並み景観、現代を豊にする歴史の力」と題した基調講演をいただきました。海外の歴史的な町並み景観を紹介しながら、京都の歴史的な市街地において町家の風情がどう取り込まれていくべきなのか、町家の特徴である屋根や庇の水平性、かげり、また奥行き性、などなどの工夫と可能性について具体的に紹介。京都市が新たに掲げる景観政策においても、規制を生かすためには、市民の側からの運動が重要であり、町家保全、再生、また新たな町家デザインなど、京都の歴史文化に根ざした持続的創造を建築家の役割もそこにあると。

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 休憩を挟んで4名のパネリストの先生方による10分間のプレゼンです。

建築家吉村篤一氏は、特別立派な町家ではなく、通りを歩いていて気になる普通の町家の保存について、面白い提案をいただきました。気がついたら壊されてしまって、後からもったいない残念だと言い合う前に、何とか皆でこれはいい建物だと思ったら、例えばシールのようなものを勝手に貼っていくというようなことをしてみてはどうだろう?「勝手に京都遺産」みたいなシール貼り運動の提案ですね。
 
若き建築家魚谷繁礼氏は、町家が街区のおもてと裏を目に見えて結ぶ機能をもっていることに注目、通り景観を健全に保つ意味でも、裏に共通に広がる空き空間を活用することを種々のプロジェクトで提案。とくに、京都市景観まちづくりセンター主催で行われたコンペ「京都まちなかこだわり住宅2007」で実施された家にこめられた工夫を紹介。この家は後の討論の場でも、新たな町家として有効だと評価されました。

大工棟梁木村忠紀氏は、とにかく京都の町家というのは、安くできるよう、目立たぬようつくられたもので、技術的には江戸期に完成されている。木の扱いもろくに知らぬ建築家が似非(えせ)建築を自己表現のためにつくるから、町の景観が悪くなるのは当然だ。建築家はもっと勉強しなくては駄目だと厳しく糾弾。

フリーライター内藤恭子氏は、自身で学生たちとの町家改修に参加しながら、市民の多くは、「なんちゃって町家」に住み、自分の家が保存に値する家であるとは思っていないのではないか、そんな普通の古い木造住宅でも、修繕して住み続けるに値するものであることを、もっとわからせて欲しいと。そのためには、専門家も含めて、食育ならぬ町育が必要であるように思い、今後の雑誌記事にも出して行きたいと。

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 討論会では、予定されていた時間が押し詰まってしまい、目論まれていたいくつかの論点や会場の声も含めてあまり討論を尽くすことができませんでした。(司会者の裁量不足、申し訳ありませんでした。)ひとつは魚谷氏の提案した住宅が、伝統町家のスピリットを今に生かすものであること、また会場からの意見にも認められたように、地域ごとの規制は有効であるが、その境界付近では規制のあるなしでずいぶん違った景観が生まれつつあることから、境界付近では、緩やかな移行の工夫が必要であること、などなどが採り上げられました。

 せっかくのメンバーでしたので、ぜひまた機会を見つけて討論の続きを行いたく思いますが、皆さん、いずれもあちこちで話されている方たちですので、ぜひ、これからも続けて議論を展開して行ってもらいたいものです。ここでいただきました論点は、学校でも学生たちと話し合いながら育てて行きたく思います。
みなさま、年末に近い、多忙な時期にご準備ご出席いただき、ありがとうございました。
                                      (残念な司会のさのでした)


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 11月15日には本校葭屋町校舎で市民講座第2日目がおこなわれました。『石工事と文化財』と題し、株式会社芳村石材店 代表取締役 「芳村 誠二」氏に伝統的な木造建築を守る石垣や支える土台となる「石」についてご講演をいただきました。
 第一部では石材の種類や加工の仕方を石材見本や昔の加工道具等を見せていただきながらご説明いただきました。
 第二部では「身近にある石の歴史」として平安神宮、琵琶湖疎水から清水寺、豊国神社等そして世界遺産「二条城」に使われている石材のお話を映像を交えて解説をいただきました。  (いぬいっと)

先週末に2008年度の建工祭が行われました!
まず、25日に前夜祭として午後3時よりお茶部によるお茶会がスタート。

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よしやまち校舎のトンネル路地に突如として現れたお茶室「清白席」は
学生達が計画しこの二日間のために徹夜で作ったものです。
細い桟と厚い襖紙で、昼は外からの自然光で、夜は茶室自身が行灯の様にほのかにともり、
しばし日常を忘れて楽しんでいただければ、という趣向でした。

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いつもお世話になっている学校の理事や先生方、ご近所の皆様をご招待させていただき、手作りのお菓子と抹茶をふるまいました。2,3人しか入れない小さなお茶室でしたが、いかがでしたでしょうか?お忙しい中来てくださった皆さんありがとうございました。交代でお点前を続けた亭主の二人、茶室作成班、当日スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。また、学生達の試みに快く畳を貸して頂きました畳屋さんに感謝いたします…!

さて一夜明け、26日は朝からみんな大好き恒例のお餅つきが!
みんなで新米のもち米をペッタンペッタン、一生懸命丸めているそばから口をもぐもぐさせている人がいたり…、最後は掘りごたつでお吸い物と一緒にたくさんお餅を頂きました。

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2時からは「棟梁話」。今年度は福井棟梁にお越し頂きました。近い将来建築業界に旅立つ学生達は、思い思いの質問を…。棟梁が昔大工として南極に行った夢の様な話しなど、学生達は目をキラキラさせて聞いておりました。

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その他今年の木匠塾をまとめたムービーを上映、灯り展など盛りだくさんのお祭りとなりました。
みなさん本当にお疲れ様でした&多大なご協力ありがとうございました!(よしだれな)

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