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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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 1年のタロチャンです。あけましておめでとう!暮の26日、サノ先生に誘われて、恒例の稲荷山の家の大掃除&忘年会!に参加しました。とても楽しかったです。詳しくはサノ先生のブログにありますので、ご覧下さい!

 稲荷山の家大掃除(ondoyama's blog)

 

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夏にも他のクラスメートがこの家に行って見学させてもらっていました。とても良かったと聞かされていてすごく行きたかったので、連れて行ってもらいご馳走にまでなって、とってもHAPPYでした☆

家の設計も工事も素晴らしいと思いましたが、お施主のKさんご夫妻が本当に親切で素敵な方達でした。先生ご夫妻とお施主さんご夫妻の会話がとっても楽しかったので、私もこんな施主〜設計者の信頼関係が築けるようになりたい!!心からそう思いました。

雑誌に載っているような格好良い住宅もいいけど、大切な事は別にあるんだと改めて実感しました。先生が私を連れて行った理由がわかったような気がしました。ありがとう先生!ありがとうKさん!!

後日Kさんから年賀状が届き、
「つめ草の家」はみんな根っこが繋がっている音楽の家、いつでも来て下さい。
と書いてあった言葉が嬉しかったです。

(でも格好良い建築をつくりたいタロチャンでした♪)



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あけましておめでとうございます。1年のタダでっす。新潟のヤマコシ村の隣町から京都さ勉強に来ました。おら、15から大工に弟子入りして、もう10年大工をやって来たんだけんど、いやー、京都はさすがっていうか、いい勉強になります。大工10年やったって、たいしたことねえーっすよ。今回は清水焼の窯元さんってとこでちょこちょこって仕事させてもらってますが、こっちで教えてもらった込栓や、鼻栓やらを使って、いやー、いいもんっすね。

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木戸の取り付け寸法はサノ先生に測ってもらっていたんで、先に刻みをよしやまちで出来て、後は現地で柱にほぞ穴をあけて仕込めば終わりっすよ。マツシマ君も手伝ってくれるので、楽でしたっす。

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土台と頭繋ぎ、胴繋ぎを柱を逃がしながら仕込むんさー。何とか嵌りやした。けんどもう日が傾いちまった。朝が遅いっすから、仕方ないっすね。

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ま、こんなもんっす。先生の買ってきてくれた戸、えらく歪んでますで、ちっと見栄え悪いっすけど。さ、次はまた東寺町家に戻らしてもらいます。おお、美術館もやらにゃならんけど、あれ、苦手っす。正月休みには新潟に帰らんけん、家でゆっくりやります。また先生、見てやってください。(話:タダ 聞き取り:マツシマでした。)



1年のマツシマです。あけましておめでとうございます。
年末に、サノ先生のお手伝いで、五条坂にある清水焼の窯元さんの窯周辺の整備作業をしました。町家の裏手の狭いところにどーんと登り窯があります。もう使われていないそうですが、そのまま保存されています。周りにある作業場では、職人さんや作家さんが静かに絵付けをされています。今でも京都にこんな世界があるんだと感動しました。

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で、登り窯の胴木間という一番低いところの焚口回りを最近発掘調査をされたとかで、低くなって危ないので、蓋をして欲しいと頼まれました。ぼくたちの大工の腕前を振うチャンスです。喜んで引き受けました。相棒のタダ君は新潟で大工修行を積んで来ていて、頼もしい限り!二人で東寺町家の建具周りをやっていましたが、ちょっと五条坂に浮気をすることに。

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 作業はほとんどタダ君がしてくれて、僕はほんのお手伝いです。暮の寒い中、一日で予定された作業を無事終えることができました。複雑な形でどうなるかとはらはらしましたが、そこはサノ先生とタダ君、次々と進めていきます。さすがだな~、僕はいつになったらそんなことができるようになるんだろう?出来上がった厚板のステージ、なかなかよく出来ていますよ。場所が場所だけに、ちょっと皆さんに見て頂くことはできませんが、ご主人さんも喜んでくれました。日も陰るころ、嬉しく片づけて引き上げて参りました。次はその横の通路の木戸をこしらえるそうです。これも楽しみです。(東京出身のマツシマでした)

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  1年リーダーのイナガキです。23日、京北小塩での木匠塾も最終日を迎えています。今年は新型インフルエンザ休校の影響で、25日から学校が始まってしまうため、どうしてもこの日の内に仮組を完成させ、解体して撤収しなくてはいけません。
  そもそも仮組はこれまでばらばらに加工してきた各部材が、全体としてきちんと寸法通りに収まるかどうか、つなぎ梁とそれを受ける小屋束との接合部のような、はめてみないとわからないものが本当にはめられるかを確認するという理由で行われました。特に今回は太さも異なり、曲がりもある丸太同士をそれぞれの丸太の形通りにきれいに合わせる「ヒカリ付け」という技法を用いたために、寸法はあちこちですべて異なるという厄介な状態なので、この仮組は本組に向けてもとても重要な仕事となります。
 
  そんな仮組も何とか午後にほとんどの柱梁が組み合わされ、厄介なつなぎ梁の実寸取りも行われ終了。皆で記念写真です。カワサキさん、みなさん、お疲れさまでした。

 さて、記念写真の後は、遅めの昼食をさっと済ませ一気に解体です。部材が外されて行く様子の写真撮影を重ねて行きました。下にその中から6枚を選んで掲載しました。まだまだ明るいから大丈夫と余裕をもっていたら、最後は陽が沈み、夕暮れ時になってしまいました。解体完了の達成感に浸る暇もなく、荷物をまとめ、合宿所を整理。掃除して山を下りる頃にはすっかり真っ暗でした。
  さあ、今夜は久しぶりに家でしっかり寝るぞ!眼が覚めたら、木造住宅設計の図面と模型をやらなくては…。
 
(木匠塾シリーズのアンカーは三重県出身のリーダー:イナガキでした)

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  1年のフミです。ここ小塩のお祭りは上松(あげまつ)です。京北では松揚げと呼んでいるそうですが、小塩では上松です。毎年、学生たちも参加させてもらっています。昔は余所者にはさせてもらえなかったそうですが、最近は段々高齢化が進んで、松明を放り上げられる元気な者が減ってきたということもあって、特別に、僕たちに参加させてもらえることになったようです。

 もともと上松は、この辺りに残っている風習で、地蔵盆の頃の送り火の意味合いもあるのかと思いますが、日吉神社の神事として行っているのですから、もともとは、火之神である愛宕信仰に端を発しているものに、神仏習合となったのでしょう。(えへん、比較文化専攻のカネモトでした。)

 朝から学生たちも参加して、準備の手伝いをしました。15mほどの大きな柱に2m以上もある大きな松明(たいまつ)を村人がこしらえます。太いものやら細いものやら、竹を入れたり、杉の枝を入れたりしています。その周りには、たくさんの地松明を立てて行きます。夜に、これに火をつけると、辺りは神秘的な光の空間になります。萬灯会(まんとうえ)の光景に近いものがありますね。


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 さて、8時頃になると、観光バスやら自家用車でたくさんの人たちが集まって来ました。僕らは神域に入り込み、大きな焚き火を囲んで、小さな投げたいまつに火をつけます。合図とともに、これをぐるぐる回し、勢いをつけてセイ!と投げ上げます。でも、悲しいかな、手を離れたたいまつは後方に飛んで行って、人に当たったり、背後の杉の枝に引っかかってしまたり。棒で叩いて落とし、水をかけて火を消してもらいました。

 はじめはなかなかコツがつかめませんでしたが、そのうち何とか前に飛ぶように。でも、なかなか届かないです。火をつけると、ぼうぼうと、抵抗が大きくなって、あまり飛ばないみたい。鉦の音に混じって、焚き火の音、掛け声が谷間に響きます。自分で投げたたいまつは拾いに行きますが、頭上から松明が降って来て、危ない危ない。やがて、誰かの一投が大松明に入り、よかったよかった。それでもまだ投擲は続きます。最後のあたりで僕の投げた松明が燃え盛る籠に入ったようです。嬉しいですね。ひそかに誇らしくしてました。

 火はどんどん大きくなり、中に仕込まれた竹がはでて大きな爆裂音とともに、火の粉が暗闇の中に勢いよく散りこぼれます。最後には、どどーっと、大きく火が崩れ落ち、大きな火の粉が天高く舞い上がり、歓声があがります。なるほど、火之神への信仰の表現になっていますね。柱を支えていたロープを放ち、柱はどーんと倒れ、周りは火の海になります。さっそく、消防が出て、散水、火の勢いを押さえ、神事は終了しました。

 有名なのは花背別所や広河原の松上げで、倒れた後、皆で火の中に飛び込んで火の粉を舞い上がらせるパーフォーマンスがあったり、引揚げてから下駄を履いて踊り堂で念仏踊りを夜通し踊るという神事が続くそうです。小塩では、片付いてから、関係者が公民館に集まって、酒宴となります。

                      (感動でいっぱい、東京育ちのフミでした)




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