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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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卒業生のイ~ジマです。学校の市民講座は毎年楽しみにしていますが、12月の特別公開講義にはかかさず参加させてもらっています。今年はM’sの三澤文子さんのお話を聞けるので、真っ先に申し込みました。三澤さんの作品はいつも建築雑誌で拝見していて、大胆ながら、女性らしい気遣いややさしさが感じられて、とても好きです。

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12月10日ハートピア京都ホールでの講演は「環境時代の木造住宅デザイン」というタイトルで、前半にこれまでの山の木を使ってなされたお仕事や最近の住宅、長野県建設会社の工場などを紹介、後半に主に木造建築病理学をめぐる活動についてお話がありました。一気に2コマ分の内容の濃いお話で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。どの作品にも、すみずみまできっぱりした印象があり、といって硬直していないのびやかな空間が実現されているように感じました。材のひとつひとつが、寸法や木柄までちゃんと見切られていて、自信のほどがうかがわれます。

印象にあるのは、冒頭で、自然風土が家の構造を、暮らす人間のライフスタイルが家の空間をつくっているという言葉です。構造から考える家つくりの大事さを藤本昌也先生のもとで、田中文男棟梁から学び、それが民家型構法の家つくりというスタイルを生み出したと。民家型構法は、でも、古民家そのものの真似ではなく、今日の伝統的な構法の家つくりにこだわるのでもない。つくられている空間も構造も、伝統的なものを目指しているわけではない。その折々にもっとも適した構造を考えていると。もし三澤さんが京都で仕事をされていたら、今のようなスタイルではなかったかもしれないなと思いました。

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それと、料理をしない人にキッチンの設計ができるわけがないという三澤さん。あの男顔負けに忙しい三澤さんがどんな料理をなさるんでしょう?

前半のデザインのお仕事に対して、後半の建築病理学の構築にはまったく別の人物を見ているようで、とても感心しました。まっとうな木の家つくりという使命に対して、きちんと社会に定着させようという意気込みがよく伝わって来ます。京都では、町家や身の回りの文化財を保全、再生しようという勉強はよくされていると思いますが、社会的な枠組みに配慮した学的な構築がなされているのかどうか、これから三澤さんにぜひとも京都でがんばってもらって、そんな土台を築いてもらいたいと強く思いました。

講演の後、学生や社会人10人ほどでお茶をいただきながら三澤先生を囲んで親しくお話を伺うことができました。以前からサノ先生に「鬼のようにつよ~い女性」と聞かされていましたが、学生たちひとりひとりの質問にやさしく答えられる三澤先生のお姿にじーんときました。これからもたびたび教えてください。ありがとうございました。

                     (設計で悩んでいる卒業生のイ~ジマでした)





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