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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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 さのです。お久しぶりです。このところずいぶん忙しくて、ブログの更新ができませんでした。あっという間に冬休みに入っています。設計演習は休み中に補講として、1年生の最後の課題である美術館の中間発表をしました。今年はウオヤ先生と敷地を変えて2分しています。ウオヤ先生は都心の三条高瀬川の敷地、僕の方は宝ケ池公園で敷地を各自探して来るというものです。何人かに設計を紹介してもらいましょう。

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ナカチャンです。宝ケ池に面した山の頂上付近に、昆虫や動物の展示館を設計しています。アプローチを楽しむようにつくりたいですね。1階はRC造、2階を木造という混構造で考えています。周辺の樹木と建築が絡み合うような設計にしたいな〜と。前回の草案批評の折に、先生にぼこぼこにされて、発表前日に新しい案をつくってきました。(え〜〜ん、今日もぼこぼこに!(T_T))

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 さの:ナカチャンの設計は1階をRC造、2階を木造として、平面も断面もよく考えていますが、ボリュームを抑えようとして、全体としてやや窮屈な感じがします。もう少し空間の広がりを生かしてみてください。造形としては、等高線や山の面の変化をどう読み込むかにかかっていますね。この設計は、等高線はそこそこ拾えていますが、肝心の軸線が山の勢いとずれていて、ちょっと不自然な印象があります。自然に沿って、飽きのこない愛される建物を目指して欲しいです。


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セキです。美術館の課題の話が出たとき、まっさきに浮かんだのが井上直久さんの美術館でした。井上直久さんの個展に何度か行く機会があり、その世界感がとても好きでした。宝ヶ池の敷地に、井上さんの「イバラード」を自分なりに表現したい!
 
私が気に入っているイバラードの景色のひとつに、島の周りに海が層状に重なっている「多層海」というものがあります。まず、エントランスのエレベータで多層海を表現してみようと考え、ガラス張りのエレベータの周りを三層くらいの水面ができるように水槽を配置しました。
 
多層海のエレベータで2階の高さまで上ったら、美術館の建物までイバラードの「市電」に似た8人乗りの小さな乗り物で移動します。
 
そのまま美術館の建物に入り下車すると、停留所の前に美術館の受付があります。
 
展示ゾーンはイバラードの町並みを表現したようなものにしたいと考えていますが、
まだまだあいまいのイメージのままなので、これからどんどんイメージを固めていかないと!
先生にも指摘されましたが、正面のデザインもまだだいぶイバラードの雰囲気とはかけ離れています。自分なりにもっともっとイバラードの世界をかみくだいていかなくちゃ!
 
図書館で借りていた井上さんの画集を引き続き借りようと思い、再貸し出しの手続きをしに図書館へ行ったら、返却日が3日過ぎていて、ペナルティを課せられて再貸し出しできませんでした〜…(T_T) 冬休み、どっぷりイバラードの世界に浸かって頑張っていきたいです。
まだ年賀状もクリスマスカードも書いてない〜…
 
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さの:セキチャンの設計はアニメの宮崎駿作品に出て来る世界です。多分に未来的でノスタルジックな世界をいくぶん乙女チックに描いたイバラードなる物語風景の美術館。きっと未来は文明が滅びて、人間はずっと自然界の掟に従順に、つつましやかに棲息していることでしょう。現実世界に建てるのだけれども、そんな廃墟の、しかしバラ色の世界にもっと浸っていいのではないでしょうか。

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にっしーです。車いすでも上がれる緩やかなスロープを巡らした美術館を設計しています。周辺に自然がいっぱいあるので、閉ざされた空間にするのはもったいないと思い、スロープに窓を大きく開けて、自然との距離を縮めようと考えています。1/3ほど上がったところに第一展示室、2/3上がったところに第二展示室、上がりきったところに池を望めるバルコニーと喫茶室を設けています。スタッフ関係諸室は中庭に面して処理しています。宝ケ池では、南側から見る池の眺めが気に入っています。冬休みの間にこの案をもっと煮詰めて行くつもりです。

 さの:なかなか素晴らしい構成と感心しています。スロープはギャラリーを兼ねるのではなく、周辺の豊かな自然を眺め、気を落ち着かせて2段の展示室に向かうという設定は素直でなかなかいいと思います。池に向いた正面のデザインを楽しみにしています。


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ノンちゃんです。私の美術館は、バレーボールの展示館です。大きな空間に曲面のパーテーションがあって、その中にいろんな展示や映写室が入っています。まだ外観を決められません。どんなんがいいんかな?

 さの:ブースの一つに入ったら、バレーボールの選手になってコートに立って、まさに相手からアタックを受けてボールがすごい勢いで飛んで来る、というような映像が見られたら面白いだろうな!逆に、こちらからトスを受けて、高所から相手コートに強烈なボールを打つというリアルな映像が見られたら、気持ちいいだろうなあ!選手の額に小型カメラを取り付ければいいのだから、案外簡単にできそうだ。そんな展示館、つくって!








 









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