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[学校内のあれこれをお伝えします!]
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 お久しぶりです。ヒル2年のくうちゃんで~す!
「平成の京町家」を建てている木工コースはいろいろ話題がありこのブログでもしょっちゅう取り上げられてますが、私たち卒業制作設計コースも頑張っていますよぉ!
ということで卒業設計もいよいよ大詰め。今日はほぼ完成したみんなの作品をお互いに採点し合う「相互採点会」でした。

sokkei-1.JPG

 わたしは学校を設計しましたが、みんなそれぞれ小学校や老人ホーム、宿泊施設といったものを設計しています。進めていくうちにあれもこれもとどんどん新しいアイデアが浮かんできて思っているよりどうしても時間がかかってしまいます。まだ模型の完成していないひとや先生のチェックが入って手直しなんてひともいますが、提出期限がもうそこまできているのでみんな必死です。

sokkei-6.JPG

 まだ午前10時だというのに、コンピュータ室では建築科二部(夜間部)の方も来られてCADを一生懸命やっておられます。いいものを創ろうとするのは同じですね。
 
 
 
 

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版築塀つくり 2月9、10、11に行います。20人並んでわいわい搗き固めをやりましょう。1日に45cmほど搗き上げたいです。寒い頃なので、おぜんざいを用意します。11時〜15時ぐらいにお越し下さい。自由参加です。

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版築の塀をつくる@平成の京町家
こんな感じでどうだろう? 昔のはもっと分厚いんだが、。。
版築イベント 2月9、10、11日と3段階で打揚げていきます。参加自由。どうぞ気楽においでください。
DSCN5060.jpg

 イワモトです。昨日、風邪で寝込んでいたら、サノ先生が版築のピースをつくったとブログに発見!これは寝てられんと、ふらふら現場に出て来ました。ちょうど先生が昨日のピースの型枠を外しているところ。写真の左がA、右がBです。石灰が多いAの方が白っぽく、中塗り土を混ぜたBの方がちょっと黄色っぽいかなというくらいです。まだ塗れているので、色は乾くに連れて変わっていくことと思います。

DSCN5063.jpg

 左がA、右がBです。裾が白っぽくなっているのは、型枠についていた石灰がついたためです。よく見ると、中ほどで締め固めた層の違いが見えています。かなりしっかり叩いてあるようで、それほどはっきりとした疎密の感じは見えていませんね。

 僕もつくりたいので、もう一つつくることに。今度は砂利を混ぜてやってみようと。

DSCN5067.jpg

 やや細かな砂利を2、まさ土を8、石灰を2で混ぜます。今日、たまたま奈良の建築士さんたちが見学に来られていて、その中の生駒のF設計事務所さんのお二人に指導をいただきました。空練りがまず大事と、丁寧に混ぜ合わせます。水は昨日は多かったという反省から、今度はカップ4杯。ぱさぱさしていて、水分が全体に行き渡らないという程度ですが、それでも多いかもとFさん。昨日と同じように締め固め作業を。なるべく細い搗き棒で、あまり力まないで叩くということのようです。唐招提寺の三和土では、径が5、6cm程度の丸太でそっと、最初は男性、後は女性が叩いたと。
 後半では全部入れず、同じくらいの量を入れて、叩き締め、最後に残りをすべて入れて叩きました。最終的には表に砂利が見えて、かんかんと音がする程度にまで締め固められました。サノ先生も、昨日よりもいい感じだと。ただ、全体の下がり量は15%ほどで、昨日の25%までは下がっていません。砂利が効いているのだろうかと。
 木曜日に型枠を外して、様子を見ることにしました。Fさんの話では、苦汁を入れるのは、水分を保つためなので、今頃の乾燥していない期間は絶対必要ということはないのではないかと。締め固めるためには、水分は押えた方がうまく行くようですが、石灰が十分に固化するには水分は多い方がいいということになります。すぐに固まるセメントとは違って、ゆっくり固まる石灰なので、そんなに直ぐには配合の善し悪しはわからないのでしょうね。
                       (風邪でイマイチ元気が出ないイワモトでした)

DSCN5007.jpg   前回に引き続きイワモトです。20日の日曜日に現場に行くと、サノ先生がおられて、壁塗り作業されてました。僕の顔を見るなり、版築の原寸図を描くぞと。

 コンパネを立てて、そこに版築土塀の寸法をとり、原寸を引きましたが、写真を撮るのに、見にくいので、紙テープで線を出しています。

 これがその写真です。石の基礎の幅が60cmなので、そこから版築をテーパをとって描いています。基礎からおよそ1.2mほど上がったところで幅を30cmほどとしています。

 頂部に瓦を載せるために、下に厚板を敷き並べて、その上に塀瓦を葺くというアイデアです。通常の築地塀のように、蛇腹をつくらない方式としたいようですね。

 瓦のてっぺんは地面から1.8mほどになります。版築では型枠を3回据えて、突き固め作業を3日間かけて行うことになるそうです。




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 写真をもとに、版築と木軸の土塗り壁を描いてみました。縁側に座って眺めると、こんな感じになります。左の塀の高さは2.5mほどになるそうです。庭は紅葉の庭になるとか。正面のちょっと下げた版築塀の高さは、もうちょっと揚げてもいいのかな、というぐらいでどうだろうと、サノ先生。う〜ん、確かにもう15cmくらい揚げたいかも。でも、それだけ揚げると、版築のテーパ(転び)が小さくなって、直立に近い印象になってしまいますね〜。
                           (版築担当のイワモトでした)

1月21日 版築テストピースつくり

 サノです。今日はイワモト君が来れないとか。仕方ない、自分でつくるとしよう。
コンパネで型枠をつくり、土と石灰を配合して、叩き締めて様子を見ることに。
畑中久美子さんが風邪で来れないということで、配合の提案がメールで届いています。

A   まさ土10+石灰2
B まさ土10+中塗り粉土2+石灰1

という2種類の配合を試してみようと。やってみます。

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配合A       1まさ土 2石灰 3混ぜた様子 4水を6カップ混ぜて練った様子 
      5半分を型枠に入れて  6突き固めたところ 7残りを入れて突き固めたところ

7寸*7寸*7寸の型枠にまさ土を一杯に取る。石灰を1.4寸の高さまで入れ、両方を混ぜる。結構白っぽい土になる。これに水を少しずつ降り混ぜて、パサモル状態に練る。半分を型枠に取り、搗き棒でつき固める。3.5寸の高さを2.5寸になるまで搗き固め、残りの土を入れて、搗き固める。雨が降って来て混ざったせいか、ちょっと水が多かったかも。最終的に、30%減の2寸ほど下がった位置でこれ以上はなかなか進まなくなった。結構叩いてももう下がらない。下から水が沁み出て来ている。次はもう少し水を抑えてみよう。

hanchiku01212.jpg

配合B      1まさ土8 2中塗り土2 3石灰1 4突き固め 51寸ほど下がる 
    6残りの土を入れる  7最終状態 1寸ほど下がる

先ほどとは配合を変え、粘性土である中塗り土を混ぜて、石灰を減らす配合としている。水は5カップと、先ほどより1カップ少なめ。かなりぱさぱさであるが、搗き固める内に水が回ってくる。今回もほぼ同じほどしか下がらなかった。70%まであとちょっとというところでなかなか進行しない。

この状態で型枠を外してどうなっているか確認したいところだが、それは明日にしよう。
搗き固める棒を工夫する必要がありそうだ。あまり底盤が大きいとなかなか締まらないように思う。またあまりに小さいと、土が横に逃げる。6〜7cm角くらいが適当だろうか。意外に突き固めに時間がかかる。今回は10cm盛って7cmに搗き固めるというピッチだが、それできちんと平均に締められているか、型枠から外してみれば分かるだろう。石灰が効いてきてしっかり固まるまでは1ヶ月くらいかかるのだろうか。    
                                 (さのはるひと)
                          


     

    

            





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 2年、副棟梁のモリタです。今日は嬉しいことがありました。平成の京町家に先輩が来てくれて、一緒に仕事をしようと誘ってくれたのです。先輩の勤めている工務店の大工さんの弟子になるということで、立派な仕事をされているところなので、喜んで返事をしました。上手く行くことを祈っています。

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 今日から、学生リーダーのナカニシ君がよしやまちの作業場で刻みを行うので、現場では僕が学生を率いることになります。がんばらなくちゃ。前回、オグリ君たちが塗ってくれた正面です。養生のビニルもはずしたので、すっきりきれいです。こんな濃い色も白木と合っていて、いいように思いますが、サノ先生、どうですか?

サノ:そうだね。こんな濡れ色があるといいんだが。黄土に墨を混ぜてこんな色につくることはできるだろうけど、濃い色なら、いっそのこと、焼き板のような暗い赤でもいいのかもね。今までに無い土壁の色をやってみるというのも、意味があるかもしれないなあ。今回は左官組合さんにお世話になっているので、プロの意見も聞いてみよう。

DSCN4352.jpg

 皆で庭の見知石を整理、杭を打って、レベルを出し、水糸を張って、塀のやり方を行いました。見知石で基礎をつくり、その上に版築で土塀(築地塀)をつくるのだそうです。庭師のナイトウさんと一緒に、皆であの石がいい、この石はどうかと並べています。 版築、どんな風になるのか、楽しみです。
                              (副棟梁のモリタでした)

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 卒業生のイワモトです。11日、サノ先生に呼ばれて現場に来ました。何でも版築作家で知られた畑中久美子さんと一緒にここに版築をやるというので、僕も参加したいとお手伝いです。庭師の内藤さんと友人の石工の三好さんとが見知石を据える作業をされていました。

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 さすが、石工さんは道具も違います。石をはつったり、削ったりできるというのは素晴らしい技術ですね。石の裏に砂利を込めて、つつき、固定していきます。

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 畑中さんも来られて、石の基礎をご覧になり、自然な本来の版築ができそうで嬉しいと。最近は不自然なデザインがかった版築壁の注文が多くなって、本来の姿を見失いそうで心配なんですと。そういえば、最近、雑誌などできれいな縞模様の魅力的な版築作例が多いですね。(僕もきらいではないけど、。。)サノ先生は、もっと自然で素朴な感じにしましょうと。それよりも、多くの子どもたちが参加して、みんなでわいわい作業してつくる祝祭性に期待したいと。それ、大いに賛成です。2月9、10、11の3連休に予定します。興味ある方はどうぞご参加ください。
         (僕が型枠をこしらえます 卒業生の町家改修フリーランサー、イワモトでした)





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